＊この情報は2023/09/28時点の情報に基づき記載しています。
この記事がオススメの方
・100名以上の従業員がいる事業者
・その事業者のもとで働く従業員のうち、給与収入が年間106万円未満の方
こんにちは、税理士の岩本隆一です。
今回は
パートさんの手取りに関する話
です。
今回の記事はこういうふうに変わる方針だよ、というお話です。確定情報ではありません。
イワモト
重要性は低いので、お時間がなければ積極的に読まなくてもいいかなと思います。
106万円の壁という言葉を聞いたことはありますか？
103万円や130万円の壁は聞いたことがあるけれども、、、という方が多いかもしれません。
106万円の壁とは社会保険に関する壁を言います。
Contents
106万円の壁とは
106万円の壁というのは、
①従業員数が100名以上の会社に勤めている場合には
②年収が106万円以上になると
社会保険に加入しなくてはならない
ということを指しています。
社会保険に加入するとどうなるか
ここで問題です。
パートさんが社会保険に加入した場合に、
受け取る給与の手取りは
増えますか？
それとも、減りますか？？
答えは
減ります。
手取りが減るので、
社会保険に加入したくない
と思うのが普通ですよね。
社会保険に加入しないためには、パートに入る時間を減らしたい。
でも、国としては、パートさんにたくさん働いてほしい。
なぜなら、労働者不足だからです。
というわけで、このパートさん社会保険に加入すると手取り減っちゃう問題に国が対策をすることになりそうです。
国の対策は？
国は事業主に助成金を支給して、社会保険に加入してもパートの手取りを減らさないように対策します。
イメージとしては下記のとおりです。（出処：厚生労働省）
具体的な助成額は下記のとおりです。（出処：厚生労働省）
まとめ
今回は106万円の壁と助成金について解説しました。
・100名以上の従業員がいる事業者のもとで働く従業員のうち、給与収入が年間106万円未満の方が対象
・社会保険に加入しても手取りが少なくならないように助成金制度ができる
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
