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【ざっくり】税務署が収受印をやめたいようです。

*この情報は2023/11/16時点の情報に基づき記載しています。

この記事の対象者

・申告書や届出書を紙で税務署に提出している方

こんにちは、税理士の岩本隆一です。

今回のお話は

収受印

のお話です。

税務署が収受印を令和6年4月以降に

廃止

することを検討しています。(参考:東京青年税理士連盟

収受印とは

収受印とは、税務署に紙で書類を提出した場合に押してもらえるものです。

下の画像のようなものですね。(出所:X

収受印は、実際に税務署に提出した書類として、金融機関などに提出する際に証明となるものです。

金融機関に紙で提出した申告書を出してくれと言われたら、その申告書に収受印がないと受け付けてもらえないことがほとんどですね。

問題点

提出した申告書が

どれかわからなくなります。

申告書の作成を失敗して何回か作ることもあるでしょう。

収受印がないとどれが税務署に提出した書類かどうかわかりません。

そもそも税務署に

申告書を提出したか

どうかも危うくなります。

提出したつもりだけど出してなかったなんてことも。

金融機関から融資してもらう

場合や、

補助金の申請の際に

提出する申告書はどうやって実際に提出したものと証明するのかという問題もあります。

ひとこと

実際に申告書を提出した証明がないわけですから、代わりになることを考えないといけません。

例えば、紙の申告書をやめて

電子申告

したり、

所得証明書

を税務署で発行してもらうですかね。

電子申告を行うことに抵抗ある方がいまだに紙で申告をしているわけなので、いずれにせよ納税者に負担が多くなることでしょう。

収受印を廃止にするのであれば、いっそのこと申告書の

紙提出自体を廃止

して、電子申告をより一層誰にでも使いやすく改良したらいいかもしれませんね。

例えば、税務署の窓口で電子申告できるなど。