この情報は2023/12/5時点の情報に基づき記載しています。
この記事の対象者
・年末調整を行う人
こんにちは、税理士の岩本隆一です。
今回は
年末調整のチェックリスト
を公開します。
年末調整のチェックリストとは
年末調整のチェックリストとは、私どもの事務所で運用しているチェック項目をまとめたものです。
公開することで、クライアント様には私どものサービスの品質の高さを確認していただきたいと考えています。
また、クライアント様以外の方については、ご自身の年末調整の業務において、ぜひこのチェックリストを活かしていただければと思います。
扶養控除
扶養控除のチェック項目は下記の通りです。
- 扶養控除等申告書を全ての対象者が提出しているか。
- 扶養親族に異動があった場合に、扶養控除等異動申告書が提出されているか。
- 扶養親族の所得金額は48万円以下か
- 障害者控除の対象となる同一生計配偶者は所得金額は48万円以下か
- 特定扶養親族(老人扶養親族等)の判定は正しく行われているか。
- 控除対象扶養親族の年齢は16歳以上(平成20年1月1日以前生)となっているか。
- 別居親族に送金などを行っているか
- 寡婦(ひとり親)の判定は正しく行われているか。
- 国外居住親族について親族関係書類及び送金関係書類の提出を受けたか。
配偶者控除
- 所得者本人の合計所得金額は、1,000万円以下か。
- 国外居住配偶者について親族関係書類及び送金関係書類の提出を受けたか。
- 配偶者の合計所得金額だけでなく、所得者の合計所得金額に応じて配偶者控除額、配偶者特別控除額の計算が正しく行われているか。
- 扶養親族に異動があった場合に、扶養控除等異動申告書が提出されているか。
生命保険料控除
- 受取人は、一定の範囲内の人となっていますか。
- 所得者本人が支払ったものか。
- 分配を受けた剰余金や割戻しを受けた割戻金を考慮しているか
- 新又は旧、生命、介護又は年金の区分できているか。
- 証明書があるか。
地震保険料控除
- 所得者本人又は本人と生計を一にする親族が所有して常時居住している家屋に対するものか
- 生活に通常必要な家財を保険の目的としているか
- 地震保険料と旧長期損害保険料の区分が正しくされているか
- 証明書があるか
社会保険料控除
- 所得者本人又は本人と生計を一にする親族が所有して常時居住している家屋に対するものか
- 生活に通常必要な家財を保険の目的としているか
- 地震保険料と旧長期損害保険料の区分が正しくされているか
- 証明書類があるか
- 社会保険料控除の対象となるものか。
- 所得者本人が支払ったものか。(他の人の年金から源泉された保険料は対象外)
- 証明書があるか。
住宅ローン控除
- 住宅の取得等をした人と申告者が同一人か。
- 居住の用に供した後12月31日まで居住しているか。
- 借入れをしている人と申告者が同一人か。
- 控除額の計算は正しく行われているか。
- 控除額が所得税額を超える場合、源泉徴収票の住宅借入金等特別控除可能額欄に控除額を記入したか。
- 証明書はあるか。
その他
- 去年と比較して変更はないか。変更があれば考慮したか。