税務調査でよく聞かれる質問 50|初めてでも大丈夫!

みなさんこんにちは、税理士の岩本隆一です。無申告や税務調査を多く取り扱っている税理士事務所を営んでいます。(いつでもお問い合わせください!!)
✨税務調査はぶっちゃけ怖くない!知ってるだけでOK
「税務調査が来た!」ってだけでお腹が痛くなる経営者の方、超わかります(笑)。
僕も税理士業界に入って1年目のとき、初めて立ち会った調査で緊張しすぎて朝から胃薬飲みまくってました。でも約20年も税務調査に立ち会ってると、「あ、また同じこと聞いてる」って気づくんですよね。
実はね、税務調査官の質問にはほぼパターンがあるんです!知ってれば9割方ビビらなくて済みます。今回は僕が実際に聞かれてきた「定番質問ベスト50」を大公開しちゃいます🔥
🎯調査官の「雑談」には必ず裏があるぞ!
調査が始まるといきなり「どうやって事業始めたんですか?」とか世間話が始まります。これ、絶対に油断しちゃダメ!!この時点で既に調査は始まってるんです。
質問1:「事業を始めたきっかけは何ですか?」 → 単なる雑談じゃないよ!事業の経緯や開始前の収入源を探ってる。「昔から憧れてて〜」とかでOK。変な話作らなくていいです。
質問2:「ご家族構成は?皆さん何してるんですか?」 → これ、家族に給料払ってないか&生活レベルと申告所得が合ってるか確認してる。「妻と子ども2人います。妻はパートで〜」くらいの答えでOK。
質問3:「趣味とか何かやってるんですか?」 → 超危険な質問!実例:「ゴルフが趣味です」と言ったら「どこのゴルフ場行くんですか?会員権持ってます?」→「実は持ってます」→「いくらで買いました?」→「500万です」→「年収300万なのにどうやって500万の会員権買ったんですか?」ってなります(笑)。
💰売上に関する質問の真の狙い
質問4:「売上はどうやって計上してるんですか?」 → めっちゃ重要!期ズレ(今年に計上すべき売上を来年に回すとか)をチェックしてます。「請求書発行した月に計上してます」とか「入金あった月に計上してます」とかハッキリ答えよう。
質問5:「現金売上ってどれくらいですか?どう管理してる?」 → 現金売上は「計上してないでしょ?」って思われがち。「全体の〇%が現金です。毎日レジと照合して記帳してます」とか具体的に。
質問6:「銀行入金と売上帳簿、合ってますか?」 → これ聞かれたら要注意!既に銀行取引と売上帳簿を照合済みで、不一致を見つけてる可能性大。正直に答えるしかないです。
質問7:「前期より売上増えてますね。理由は?」 → 急に売上が増減してると怪しまれます。ちゃんと説明できるようにしておこう!「新規顧客が増えました」「あのYouTubeが当たりまして〜」とか。
💸経費の質問で絶対に引っかかるポイント
質問8:「この経費、具体的に何に使ったんですか?」 → 特に交際費・旅費交通費・雑費は要注意!「取引先との打ち合わせに使いました」のような曖昧な答えじゃなく「〇月〇日、△△社との商談で使用」みたいに具体的に。
質問9:「家族旅行の費用入ってませんよね?」 → 私的費用の混入をチェックされてます。「絶対入ってません!全て取引先訪問の交通費です」と断言できるようにしておこう。
質問10:「この領収書、宛名が個人名ですよね?」 → よくある失敗例。会社の経費なのに領収書の宛名が社長個人名だと不審な目で見られます。「経費精算書と一緒に保管してます」とか言えるように。
質問11:「車のガソリン代、プライベートでの使用分は除いてますか?」 → 超頻出質問!会社の車でも「通勤だけ」「たまに買い物にも使う」なら、全額経費にはできない。按分が必要。「走行距離の90%が業務用なので、90%を経費計上してます」とか。
😱人件費でよくやらかすNG例!
質問12:「奥さんに給料払ってるみたいですけど、実際何してるんですか?」 → ド直球!「経理事務を担当してます」だけじゃダメ。「毎日9時〜15時まで出社して、請求書発行、入金管理、経費精算などを担当」って具体的に答えられるよう、実態作っておこう!
質問13:「役員報酬、急に上がってますけど理由は?」 → 「業績良かったので」だけじゃ不十分。株主総会や取締役会の議事録あるか?確認されます。
質問14:「パートさんの出勤簿ありますか?」 → 架空人件費をチェックされてます。特に親族への給与は要注意。タイムカードなど勤怠管理はしっかり。
💡個人事業主VS法人、聞かれ方こんなに違う!
個人事業主限定の質問
質問15:「自宅兼事務所の家賃、どういう割合で経費にしてる?」 → 「何となく半分で計算してます」はNG。「事務所部分は全体の30%で、図面と写真あります」とか根拠を示せるように。
質問16:「この車、プライベートでも使ってますよね?」 → 車両費は要注意。「業務使用70%、プライベート30%で按分してます。業務用の走行記録つけてます」と言えるようにしておこう。
質問17:「携帯代、全額経費にしてますけど、家族との通話は?」 → 「仕事専用の携帯です」なら全額OK。混在なら「通話記録から業務比率75%と算出して按分してます」という根拠を。
法人限定の質問
質問18:「社長、会社のクレカで何買ってるんですか?」 → 会社のカードで社長の私的支出してないか確認されてる。「経費精算書と領収書を毎月チェックしています」と答えられるように。
質問19:「役員借入金の内容と返済状況は?」 → 返済予定のない借入金は配当認定されるリスクあり!「返済計画書あります」と答えられるように。
質問20:「関連会社との取引価格って、一般的な相場と比べてどう?」 → 関連会社に利益移してないかチェックされてる。「市場価格調査して決定してます」と言えるように。
🏠不動産所得・副業でよく聞かれる質問
質問21:「更新料や礼金も収入計上してますよね?」 → 超頻出!「はい、全て計上してます」と即答できるように。
質問22:「リフォーム代、修繕費で落としてますが、これ資本的支出じゃない?」 → 「価値を高めるものではなく現状回復です」と言えるように。判断難しいので、事前に税理士に相談しておくべき!
質問23:「副業の赤字、給与と損益通算してますけど、これ本当に事業なんですか?」 → 副業の赤字を給与から差し引いている場合、「事業性」を厳しく見られる。「将来的に収益化する計画があります」「既に〇〇円の収入があります」など、事業実態をアピール。
🔍業種別に調査官が狙ってるポイント
質問24:(飲食店)「レジの売上データ残ってますか?」 → 飲食店はPOSレジの記録確認されるぞ。データ消さずバックアップ取っておこう。
質問25:(建設業)「この下請け、実態あります?領収書もらってます?」 → 架空発注やキックバックないかチェックされてる。請負契約書や振込記録、請求書をちゃんと残しておこう。
質問26:(フリーランス)「この仕事、本当に事業ですか?雑所得じゃないの?」 → 複数の取引先がある、自分で営業してる、事業用スペースがある、などアピールしよう。
質問27:(美容院)「指名料とかもらってませんか?」 → 個人に直接払われる現金収入も売上。
✅聞かれたらヤバい「警戒度MAX質問」ベスト5
質問28:「過去の調査で指摘された事項、改善されました?」 → 前回の調査で指摘されたことをそのままにしてると、悪質と見なされるぞ!
質問29:「取引先にも確認させてもらってもいいですか?」 → 反面調査の前触れ。嘘ついてると一発でバレる。
質問30:「他に銀行口座ありませんか?」 → 既に把握済みの可能性大。隠し口座あるとアウト。
質問31:「この質問応答記録書にサインお願いします」 → 内容よく確認して!安易にサインすると後で困ることも。
質問32:「社長、趣味何ですか?車とか何乗ってます?」 → 「フェラーリ乗ってます」「毎月ハワイ行ってます」とか答えると「年収500万でそれは無理でしょ」ってなるよ(笑)。
📱最近増えてる新トレンド質問
質問33:「PayPayとかQR決済の売上もちゃんと計上してる?」 → キャッシュレス決済も漏れなく計上しないとダメ。
質問34:「YouTubeとかの収入もある?」 → 副業的なネット収入も申告必須。国税庁、ガチでチェックし始めてます。
質問35:「暗号資産(仮想通貨)持ってます?」 → 仮想通貨の利益も課税対象。国税庁、かなり詳しくなってきてるよ。
🔥調査官を「おっ、ちゃんとしてるな」と思わせる回答術3選
1. 「すぐ書類出せる人」になろう 「ちょっとこの領収書見せてもらえます?」って言われたとき、「えーっと、どこにあったかな〜」ってなると印象最悪。「はい、こちらです」ってサッと出せるように整理整頓しておこう。実体験だけど、書類がキレイに整理されてると調査官の目の色が変わるよ!
2. 「わからないことは調べます」と正直に言おう 無理に答えようとして間違えると逆効果。「すみません、確認して後ほどお答えします」のほうが好印象。
3. 「事前に自主的に修正してる」と言おう 調査官「この経費、ちょっと問題あるかも」 あなた「実はその点、税理士と相談して既に修正済みです」 → これ、かなり印象良くなる。積極的にコンプライアンス意識をアピールしよう。
💯税務調査を100%乗り切る極意
- とにかく正直に!: 調査官も人間、嘘がバレるとガッカリします。底意地悪く追及してきたりする原因になるんで、正直が一番。
- 書類はキレイに整理: 領収書、請求書、契約書が整然と管理されてると「この会社、ちゃんとしてるな」となって、調査もサクサク進みます。
- 平常心で対応: 緊張しすぎると変に疑われる。「税金はキチンと払ってるし、何も隠すことないよ」くらいの気持ちで。
- 税理士に立ち会ってもらう: 専門家がいると調査官の態度が変わります。「この人、わかってる税理士連れてきたな」って感じで、無理な追及減ります。
実は税務調査って、変に恐れる必要ないんです。日頃から正しく記帳して、きちんと申告してれば「自分の正当性を証明する場」になります。僕が15年で見てきた多くの経営者は、調査を乗り切って「思ったほど怖くなかった!」って笑顔になりますよ。
当事務所では税務調査対応のご相談をいつでも承っております。事前準備から立会い、そして調査後のフォローアップまで、経験豊富な税理士がサポートいたします。お気軽にお問い合わせください!
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