住民税

【要確認】住民税の通知に注意【2024年だけ】

*この情報は2024/6/24時点の情報に基づき記載しています。

この記事がオススメの方

・住民税を支払っている人で扶養がいる人

「性能を炸裂させろ!!」

こんにちは、税理士の岩本隆一です。

今回は、

住民税の通知に注意

という論点で解説していきます。

2024年は定額減額があるので要注意です。

川崎市が税金計算を失敗

2024/06/20にこんなニュースがありました。

川崎市は定額減税の導入に伴う算定ミスで、公的年金から個人市民税などを徴収されるおよそ1万人に対し、誤った徴収額を記載した納税通知書を発送していたと発表しました。

「特別徴収税額」は本来、定額減税前の額で算定する必要がありますが、プログラムに誤りがあり、定額減税後の額で算定した結果、1か月あたりの徴収額を誤って記載するなどしたということです。

記載を誤ったのはおよそ9900人分にのぼり、市は修正した納税通知書を送付するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240620/1050021306.html

ざっくり言うと、

定額減税のせいで税額を違えた

という話です。

突然導入しているので仕方ないかなと思います。

住民税の通知に注意

2024年は住民税の通知を注意して確認してください。

例えば、横浜市だと下記のように記載しているようです。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/zeikin/y-shizei/kojin-shiminzei-kenminzei/kojin-shiminzei-shosai/teigakugenzei.html

市町村によっては、摘要欄に

定額減税:〇〇円

と記載しているところもあるようです。

特に注意が必要な方は

扶養がいる人

です。

扶養がいない人は気にしなくてもいいです。多分間違いはありません。

そして確認するポイントは

扶養の数

です。

注意する理由は、

・2024年の住民税には定額減税があり

・扶養の数によって

・減税額が変わるからです。

定額減税がなくても扶養によって税額は異なりますが、今年は特に注意が必要です。

定額減税とは

定額減税とは、(住民税に限って言えば)

一人当たり1万円が減額される制度

です。

所得税を含めると1人たり4万円です。所得税の減税額は3万円です。

1人あたり減税があるわけですが、(ざっくり言うと)扶養に入っている人には税額が発生しないため、減税もクソもありません。

そこで、扶養している人から減額するわけです。

例えば2人扶養している人がいるなら、住民税は3万円減額することになります。

定額減税については下記の記事をご確認ください。

扶養に入る人とは

扶養に入る人は下記の全てに該当する人です。

・扶養する人と生計を一にしている

・扶養する人の配偶者か親族

・所得金額が48万円以下

詳しくは下記の記事をご確認ください。

間違っている場合にどうするか

間違っている場合にはどうしたらいいか。

それは

自治体によって違います。

統一してくれよ。

まずはお住まいの自治体にお問い合わせください。(納税通知書に書いています。)

おそらく、

・電話で伝えれば済む場合か

・住民税確定申告書を提出する場合

のどちらかになると思います。

ちなみに横浜市は住民税確定申告書を出します。

まとめ

今回は住民税の通知に注意という論点で解説しました。

まとめると下記の通りです。

・扶養がいる人は住民税の通知に注意

・扶養の人数を確認しよう

・間違っている場合には自治体に電話しよう

今回もお読みいただきましてありがとうございました。

よい一日を!!