みなさんこんにちは、税理士の岩本隆一です。無申告や税務調査を多く取り扱っている税理士事務所を営んでいます。(いつでもお問い合わせください!!)
今回はマジで多くの人が混乱している「延滞税」についてガチで解説します。正直、これ知らないとえらいことになりますよ。
なぜ延滞税の話をするのか?
実は先日、あるクライアントから「岩本さん、延滞税って日割りですか?月割りですか?」と聞かれたんです。
そこで「延滞税は日割りですよ」と答えたら、「えっ!じゃあ1日でも早く払った方がいいんですね!」と驚いていました。
こういう基本的なことが意外と知られていないんですよね。税金の世界って、知らないと損するけど、知っていても得しないという不思議な世界。だからこそ、プロに任せるのが一番なんですけどね(笑)
1. 延滞税の正体を暴く
延滞税って何なのか?簡単に言うと「税金を遅れて払うとかかる追加の税金」です。
ペナルティというよりは、「国や自治体に対する遅延利息」と考えるのが正解です。
つまり、あなたが友達にお金を貸して、「来月の10日に返して」と言ったのに、1ヶ月遅れて返ってきた場合、「遅延損害金払って!」と言うのと同じ感覚です。
ただし、友達との貸し借りと違って、税金の場合は法律で決まっているので、言い訳は通じません。「忘れてた」とか「知らなかった」とか関係ないんです。容赦なく発生します。
延滞税が発生するパターン
- 期限内に申告したけど、払うのを忘れた
- 期限後に申告した(無申告からの復活)
- 税務調査で追徴課税された
ちなみに、加算税という別のペナルティもあります。これは「申告が間違ってた」とか「そもそも申告してなかった」というペナルティで、延滞税とは別物です。
両方かかることもあるので、最悪のケースでは本税+延滞税+加算税という三重苦になります。マジでやばいです。
2. 延滞税はマジで「日割り」
結論から言います。延滞税は完全な「日割り計算」です。
「納期限の翌日」から「実際に払った日」まで、1日単位でカウントされます。だから、1日でも早く払えば、その分だけ延滞税が少なくなります。
例えば、所得税の納期限は3月15日。これを4月15日に払った場合、3月16日から4月15日までの31日分の延滞税がかかります。
これ、知らない人多いんですよね。「月末まで待とう」とか「給料日に払おう」とか思ってると、どんどん延滞税が膨らんでいきます。怖い怖い。
3. 計算方法をざっくり解説
具体的な計算方法はこうです。
延滞税額 = 本税 × 延滞税率 × 延滞日数 ÷ 365
ポイントは「2ヶ月境界線」です。
最初の2ヶ月間:年2.4%(令和6年現在) 2ヶ月超過後:年8.7%(令和6年現在)
この利率の差がエグいんです!2ヶ月を超えると一気に3.6倍になります。だから、「払えそうにないな」と思ったら、とにかく2ヶ月以内に対応することが重要なんです。
実例で考えてみる
たとえば1,000万円の相続税を3ヶ月遅れて払った場合:
最初の2ヶ月:1,000万円 × 2.4% × 61日 ÷ 365日 = 約4万円 次の1ヶ月:1,000万円 × 8.7% × 30日 ÷ 365日 = 約7.1万円 合計:約11.1万円
ね?2ヶ月超えた瞬間からグッと上がるでしょ?だから本当に注意が必要なんです。
4. 納税資金がないときの救済措置
「わかったよ!でも今お金ないんだよ!」という方のために、救済措置があります。
納税の猶予制度
災害や病気、事業の大幅な赤字など、やむを得ない理由で納税が難しい場合、申請すれば最大2年間の納税猶予が受けられます。
この間の延滞税も大幅に軽減されるので、「払えない…」と思ったら、絶対に放置せず税務署に相談してください。
換価の猶予制度
すでに財産を差し押さえられている場合でも、その売却を一時的に待ってもらう制度です。「今売ったら大損する」というときに使えます。
5. 現実的な対応策
ダメな対応
- 放置する(最悪です。延滞税がどんどん膨らみます)
- 督促状を無視する(差し押さえの対象になります)
- 税務署の電話に出ない(状況は何も改善しません)
正しい対応
- とにかく早めに納付する(1日でも早く!)
- 無理なら税務署に相談する(猶予制度を活用)
- 分割納付の相談をする(計画的な返済を提案)
6. 納付方法のテクニック
最近は納付方法も多様化しています。
- ネットバンキング:24時間いつでも納付可能
- クレジットカード:ポイントが貯まる(手数料に注意)
- アプリ決済:スマホで簡単に
私のクライアントで賢い方は、「今日中に払いたいけど銀行閉まっちゃった」というときに、スマホ決済を使って即日納付して延滞税を抑えています。マジで賢い。
まとめ:延滞税との賢い付き合い方
- 納期限は絶対守る(カレンダーにマーク!)
- 払えないなら早めに相談(放置は最悪)
- 納付は1日でも早く(日割り計算なので)
- 2ヶ月を超えないよう注意(ここで利率爆上げ)
最後に、税金の問題は一人で抱え込まず、専門家に相談するのが一番です。「高いかな?」と思うかもしれませんが、適切なアドバイスで節税できたり、余計なペナルティを回避できたりするので、結果的にはコスパ最強です。
当事務所ではいつでも、納税に関するご相談をお受けいたしております。確定申告や税務調査、申告漏れのご相談など、税金のことでお悩みでしたら、お気軽にお問い合わせください。私たち税理士が、あなたの税務問題を解決に導きます!
「税金で困ったら、岩本税理士に相談!」これ、大事なことなので、もう一度言っておきますね!